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農園ツアー山梨 2018春 ご報告

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農園ツアー山梨 2018春 ご報告

農園ツアー山梨 2018春 ご報告

料理人、飲食店経営のお客様をお連れして、有機栽培の農家さんを訪問してきました。その模様をご報告いたします! 訪問したのは山梨県の いとう農園 さん。ビオシェルジュでは、毎年5月〜11月にかけて、たくさんの美味しい有機野菜を仕入れさせてもらっています。(残念ながら冬は寒すぎて野菜が育たず、出荷されていません)

今回のツアーには、東京都・恵比寿のカフェ マルゴデリエビス のオーナー・橋本様と、山梨県都留市のレストラン La Bonne Table A La Carte のシェフ・奥秋様に、ご参加いただきました。

畑の様子

早速、畑の様子から見ていきましょう!

レタス畑

訪問したのはゴールデンウィーク真ん中の5/4、例年だと「そろそろレタスの出荷が始められるかな?」という頃なのですが、今年は春が急に暖かくなった、いや何なら暑かった!という影響でレタスの生育も早まり、4月中旬から出荷が始まっていました。
畑でもレタスがモリモリ育っていましたよ!

お馴染み 玉レタス
特有のホロ苦いような香りが爽やかです

こちらもお馴染み サニーレタス
甘みと旨味がしっかりしています

珍しい赤ロメインレタス
陽に透かすと美しいですね!

シーザーサラダでお馴染みロメインレタス
伊藤さんのロメインは肉厚でも柔らかくて瑞々しく、とっても食べやすい!

オークリーフレタス
オーク(Oak)は日本の柏に似た木
葉の形が似てるので、この名前です

こちらも珍しい赤オークリーフレタスと赤ロメインレタスのツーショット

緑と赤のフリルレタス
フリルレタスの畝ってジオラマの森みたいですね

ご好意でレタス狩(?)もさせてもらいました。お土産にいただきましたよ。

数日前に刈り取ったレタスの根から生えた新しい葉。ちぎって食べると、しっかり美味しいレタスの味。畑で感じる野菜の生命力です

これも珍しい斑入りオークリーフレタス
まだテスト栽培の段階で出荷されていませんが、こういうものに出会えるのも農園訪問ならでは

勉強しました

プロの農家さんが出荷用の作物を栽培する場合、畑一面に一度に種播きすることはありません。一斉に播くと、収穫も一斉に、一度に何百キロ、何十トンと刈り取ることとなり、売り捌くのが大変です。そして1週間ほどで一斉に野菜がなくなるので、野菜を使う側も困ります。
そこで通常は、畑をいくつかのブロックに分割し、数日〜数週間、時期をずらしながら種播きします。そうするとブロック毎に実りの時期がずれるので、順番に収穫して、一定の量の作物を長い期間に渡って出荷できるようにしています。

今回は、この「種播き時期ずらし」とは別に、もう一つの方法があるのを見せていただきました。

作物以外の草を抑えるために「マルチ」というビニールで畝を覆うのですが、これには黒と白があるんです。黒マルチは太陽熱を集めて土を暖めやすく、その畝の野菜の成長を早くする効果があります。一方で白マルチは陽光を反射するので土が暖まりにくく、黒マルチの畝よりは野菜の成長が遅くなります。

つまり同じ時期に種播きをしても、黒マルチと白マルチを使い分けることで、出荷時期をずらすことができるんです。

なるほど、こんなところにもプロの技ですね!
畑に来る度に、新しいことを勉強させてもらえます。

レタス以外の畑も

スナップエンドウ生育中

花が咲いて、小さい鞘ができ始めています。「チビ豆かわいい!」と撮影会が始まっております。
この辺の豆類は6月ごろ出荷です。

インゲン生育中

そら豆も生育中

畑を回りながら農家さんの話を伺います。もちろん初対面の方もいらっしゃいますが、みなさん、野菜が好きで、美味しい料理が好き、という共通点があります。
すぐに食べ物の話で盛り上がり、笑顔が絶えません!

ハウスでは夏野菜の育苗中

写真順にカボチャ、ピーマン、ナス、です。8月ごろをお楽しみに!

新玉ねぎと赤玉ねぎが生育中の畑では、伊藤さんがお話をしながら、ヒョイヒョイと間引きされていきます。間引き玉ねぎは、ちゃっかりお土産としていただきました。

美味しいランチありがとうございました

昼食は伊藤さんのご好意で、ご自宅の庭でBBQをしていただきました。

朝採りレタス盛り盛りサラダと
焼肉をパンに挟んでパクっ
そこに地元の甲州ワインとくれば
もう……
幸せ過ぎました

ここでも料理談義、野菜談義に花が咲きます!

にゃんこは今年も元気でした

わんこは今年も寝ていました

こうして畑の元気な野菜を見て、手にとって、農家さんの技やご苦労、そして楽しさを伺い、すっかり農園を満喫した一行は、帰路につきました。
伊藤さん、ご参加の皆様、ありがとうございました!


取材日:2018/05/04

農園訪問 ご要望を承ります

今回のご報告はここまでです。いかがでしたでしょうか?

今後も農園訪問ツアーを企画していきます。野菜が育つ現場を体感することは、必ず料理を変えます!農家さんも、プロの料理人、お客様(消費者)に近い場所にいる皆さんの声を、直接聞きたがっていらっしゃいます。機会がありましたら、ぜひご参加ください。

お客様のご都合で調整します

ただ、料理人の皆様、お店の営業でお忙しいと思います。こちらで企画した日に、ちょうど都合があう、というのは難しいかも知れません。
逆に「この日なら空いてるんだけど」と言っていただけましたら、その日に訪問できる農家さんを調整しますので、是非お声がけください!

お問い合わせ、ご相談は、本サイトのお問い合わせページ、もしくはお電話にて承ります。


いとう農園の伊藤さんは、山梨県に移住、就農して18年目の素敵な農家さんです。以前にも色々とお話を伺っていますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。

代表・松野が聴く!生産者・伊藤さん 前編 - 有機野菜の美味しさの理由 -
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有機の生産者さんとの対談企画・第2弾は、伊藤省吾さんです。 山梨県北杜市で無農薬栽培を18年続けていらっしゃいます。 新規就農から経営が安定するまでの体験談と、オーガニック野菜の美味しさの理由を伺いました。
代表・松野が聴く!生産者・伊藤さん 後編 - 有機農家としてやるべきこと -
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山梨県の有機農家・伊藤さんとの対談、後編です。 プロの農家に必要なこと、加工品や有機JASへの取り組みについて伺いました。 そしてオーガニック農家と飲食店の関係に話は広がります。

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