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農園ツアー山梨 2019春 ご報告

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農園ツアー山梨 2019春 ご報告

農園ツアー山梨 2019春 ご報告

料理人、飲食店経営のお客様をお連れして、有機栽培の農家さんを訪問してきました。その模様をご報告いたします! 訪問したのは山梨県の いとう農園 さん。ビオシェルジュでは、毎年5月〜11月にかけて、たくさんの美味しい有機野菜を仕入れさせてもらっています。(残念ながら冬は寒すぎて野菜が育たず、出荷されていません)

今回のツアーには、東京都・新宿のお野菜小皿料理のワインバル KiboKo様と、山梨県の清里でカフェ開業を計画されているご夫婦に、ご参加いただきました。

畑の様子

訪問したのは新元号「令和」初日の5月1日。当日は農園に着いてすぐ昼食のBBQをご馳走になり、後から畑を見せていただきました。
順番が前後しますが、農園訪問のレポートですし、先に畑の様子からお伝えします!

夏野菜の育苗

最初に見せていただいたビニールハウスでは、夏野菜の準備が始まっています。トマト、ナス、ピーマン、ズッキーニ、かぼちゃ、キュウリといった実物野菜の苗が順調に育っていました。

どの苗が、どの野菜か、わかりますか?

いとう農園さんの美味しい夏野菜は
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「この近所でも獣害が深刻でね…猪は前からいたんだけど、最近は鹿も出てね」なんて話を伺いながら、ふと見上げると、ハウスに穴が!「あ!これがその獣害ですか!?」ってビックリしたら、なんと犯人は…


農園ネコ、この子たちでした(笑)(上:ハクちゃん、下:ギンちゃん)収穫後の野菜をネズミから守ってくれるハンターでもあるのですが、高いところに登りたいのはネコの性。登った屋根から降りるときに、ビニールハウスを盛大に引っ掻いていくそうです。
でも可愛いから許す。

レタス!レタス!レタス!

続いて、車で近くの畑に移動。そこには、レタス!レタス!レタス!
いとう農園さんは、どんな野菜も美味しいのですが、特にレタスは絶品!弊社が仕入れる多くの農家さんの中でも、1、2を争う美味しさです。しかも、出荷の始まる5月はレタスの旬でもあります。(参考: 実践的!野菜の旬の覚え方#レタス
ベストシーズンの、ベストなレタスが、これでもかと目の前に広がるなんて、とても幸せな景色でした!

赤から緑へのグラデーションが美しいサニーレタス!

シーザーサラダでお馴染みロメインレタス。伊藤さんのロメインは肉厚でも柔らかくて瑞々しく、とっても食べやすい!

こちらは珍しいロメインレタスの赤。ただ輸入物のタネは発芽率が悪く、今年は数が揃わないので出荷は難しいかも、とのこと。残念。

オーク(日本の柏に近い樹木)の葉に似ていることから名前のついた、オークリーフレタス。

フリルレタスの緑と赤。フリフリの葉を盛り付けると、お皿が華やかになるやつです!

いとう農園さんの美味しいレタスは
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畑で学ぶ – 作付け計画とリスク管理

4月末、GWのスタートは、全国的に季節外れの冷え込みとなったこと、覚えてますか?こちらの畑も朝は氷点下まで気温が下がり、霜が降りてしまいました。そうすると、野菜はこうなります…

ほうれん草。霜に当たった葉先が白く枯れてしまいました。

玉レタス。葉の真ん中が黄緑に変色しています。あと1〜2日で、変色部分から枯れていくそうです。

残念ながら、こうなってしまうと出荷できません。毎年この時期は難しい、とおっしゃってました。

ただ、そこはベテランのいとう農園さん、遅霜の被害が出ることは、何度か経験されています。この時期はある程度ギャンブルと思って作付けされているとか。
多少の天候リスクを作付け計画に織り込むのは、農業経営のコツですね!

あいにくの雨模様

令和・初日のお天気、覚えてますか?そう雨のスタートでしたね。おかげで、しっとり、みずみずしいレタスの写真は撮れたのですが、徐々に雨足が強くなり、後半は車に乗ったまま畑を回ることになりました。(ということで、畑の写真はここまでです)

肌寒くなった畑から戻ると、猫が団子になってました。

野菜が ランチが 美味しすぎる!!!

ここからはお待ちかね(?)昼食でいただいたBBQのレポートです。


やはり何と言ってもレタスのサラダから!ベストシーズンの、ベストなレタス、そして畑から「取って出し」の鮮度抜群!美味しくないはずがありません。

いとうさん自家製のトマトドレッシングでいただきます。肉が焼けるのを待つ間、あっという間にモシャモシャと食べきってしましました。

サラダの手前には、これまた絶品のカブ。きめ細かくて、みずみずしくて、甘みがあって…生のままカットして軽く塩を振っただけですが、いくらでも食べられちゃいます。

クラッカーには、チーズと、自家製の干柿ジャム。抜群の相性でした!

いとう農園さんの美味しいお野菜は
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そうこうする間に、美味しいお肉とパンが続々と焼き上がります!いちおう八百屋ですので、詳しい説明は割愛しますが、写真でお楽しみください!

美味しそうな匂いを嗅ぎつけたネコ。悪そうな目をしています(笑)


いとう農園さんの美味しいお野菜は
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何でもできちゃう農家さん

農家さんは器用な方が多いのですが、いとう農園さんはその中でもスゴイんです!
BBQをいただいた、ご自宅・お庭の敷地は、ご自身で林を開墾されたもの。

そして雨が降りそうという天気予報が出たら、急遽、脚立とビニールシートで屋根をかけていただけるこの対応力!

入口に建物が増えてる!と思ったら、何とこれも自作の出荷作業小屋でした。
岐阜県の業者が「キット」として木材を販売しているものを、冬の農閑期に組み上げたそうです。キットとは言え、何百ものパーツ(木材)があり、並みのDIYスキルでは太刀打ちできない代物です。
20㎡の十分な広さがあり、洗面、トイレ付き、しかも木の香りに包まれる素敵な作業小屋でした。

美味しい野菜を作るコツは?と質問すると、いつも「いやぁ、何もしてないですよ」と謙遜なさるのですが、この器用さで、細かな工夫を色々されているんだろうなと想像できます。
言葉にはならなくても、実際に畑を見てお人柄に触れれば「あ、この人なら美味しい野菜を作るだろうな」というのは、納得できます。

参加していただいた皆様にも、満足していただくことができたようです。
伊藤さん、ご参加の皆様、ありがとうございました!


取材日:2019/05/01

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農園訪問 ご要望を承ります

今後も農園訪問ツアーを企画していきます。野菜が育つ現場を体感することは、必ず料理を変えます!農家さんも、プロの料理人、お客様(消費者)に近い場所にいる皆さんの声を、直接聞きたがっていらっしゃいます。機会がありましたら、ぜひご参加ください。

お客様のご都合で調整します

ただ、料理人の皆様、お店の営業でお忙しいと思います。こちらで企画した日に、ちょうど都合があう、というのは難しいかも知れません。
逆に「この日なら空いてるんだけど」と言っていただけましたら、その日に訪問できる農家さんを調整しますので、是非お声がけください!

お問い合わせ、ご相談は、本サイトのお問い合わせページ、もしくはお電話にて承ります。


いとう農園の伊藤さんは、山梨県に移住、就農して18年目の素敵な農家さんです。以前にも色々とお話を伺っていますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。

ビオシェルジュが聴く!生産者・伊藤さん 前編 - 有機野菜の美味しさの理由 -
ビオシェルジュが聴く!生産者・伊藤さん 前編 - 有機野菜の美味しさの理由 -
有機の生産者さんとの対談企画・第2弾は、伊藤省吾さんです。 山梨県北杜市で無農薬栽培を18年続けていらっしゃいます。 新規就農から経営が安定するまでの体験談と、オーガニック野菜の美味しさの理由を伺いました。
ビオシェルジュが聴く!生産者・伊藤さん 後編 - 有機農家としてやるべきこと -
ビオシェルジュが聴く!生産者・伊藤さん 後編 - 有機農家としてやるべきこと -
山梨県の有機農家・伊藤さんとの対談、後編です。 プロの農家に必要なこと、加工品や有機JASへの取り組みについて伺いました。 そしてオーガニック農家と飲食店の関係に話は広がります。

いとう農園のお野菜は ビオシェルジュ で注文を承っております。(季節により、取り扱いがない場合もございます)
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